MAU?DAU??が意味するものとは
MAU、つまり「Monthly Active Users」は、アプリやWebサイトなどのプラットフォームで1ヶ月間にアクセスするユーザー数を指す指標です。小売業にとっては、このMAUは顧客のエンゲージメントレベルや市場の変動を理解するための非常に重要な一部となります。しかし、この専門的な用語はまだ理解されていない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、本コラムでは具体的にMAUが何であり、どのようにそれを使用してビジネスに結びつけるかについて詳しく説明します。
こんな方におすすめ
- ネイティブアプリ・LINEミニアプリの開発、導入を検討している方
- 店舗運営、販促担当、マーケティング担当になられた方
MAUとは
MAUはMonthly Active Usersを略したもので、「月間アクティブユーザー」と訳され、1ヶ月に一度以上アクションを起こしたユーザーの数を指します。ここでいう「アクション」は、アプリの起動やウェブサイトへの訪問、メールの開封、購入等、製品やサービスの利用行為全般を指します。一般的には「エムエーユー」と呼びます。MAUはウェブサイトやアプリのユーザーエンゲージメント(ユーザーとの関係性の強さ)を測る指標として常に使われます。
MAUはユーザーエンゲージメントを測る指標
それではMAUの数値の大小はどのような状態を表すのでしょうか。
MAUは数値が大きいと、その製品やサービスがユーザーによく使われていると言えます。一方、MAUが少ない、または下がってきていると、ユーザーの利用が減っている、ユーザーの関心が低下している、または競合他社の製品やサービスに取って代わられている可能性があります。こういった傾向を把握するためにMAUを見ていく必要があります。
MAU以外の指標は?
最初にMAUは「月間アクティブユーザー」とご紹介しました。月以外にも週や日など期間を見れる単位がありますよね。そのため、同じようにDAUやWAUという指標もあります。
■DAU(Daily Active Users)
DAUは「日間アクティブユーザー」の略であり、特定の1日で一度以上アクションを起こしたユーザーの数を測定します。MAUと同様、アプリを開いたり、ウェブサイトを訪れたりしたユーザーを含みます。
■WAU(Weekly Active Users):WAUは「週間アクティブユーザー」の略で、一週間に少なくとも一回はアクションを起こしたユーザーの数を示します。
まとめ
今行っているサービスの品質を維持しつつ、新たなユーザーを呼び込みながら既存のユーザーが離れないようにすることが必要です。そのために、MAUないしWAU、DAUを上げていくための施策を行うことが大事です。