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2024/04/06

アクティブユーザー(AU)とユニークユーザー(UU)の違いとは?

マーケティング

今回は、よく耳にする「アクティブユーザー」と「ユニークユーザー」の違いについて、わかりやすくご説明します。



こんな方におすすめ

  • ネイティブアプリ・LINEミニアプリの開発、導入を検討している方
  • 店舗運営、販促担当、マーケティング担当になられた方



アクティブユーザーとは

「アクティブユーザー」は、ウェブサイトやアプリなど、あるインターネットサービスにおいて、特定の期間(例えば、1日や1ヶ月など)内にウェブサイトへの訪問、アプリの起動、商品の購入、投稿の閲覧などの何らかの活動をしたユーザーの数を指します。つまり、「活動的なユーザー」の数を示します。これは、ユーザーがサービスをどの程度積極的に利用しているかを理解するための重要な指標となります。

アクティブユーザーとユニークユーザーの違い

アクティブユーザーと似たような指標で、異なるものに「ユニークユーザー(UU)」があります。「ユニークユーザー」は、特定の期間内にウェブサイトやアプリに訪れた人々の数を指し、その人が何度訪れても1人としてカウントされます。つまり「一人一人違うユーザー」の数を表しています。このため、アクティブユーザーはユーザーのエンゲージメント(ユーザーがどれだけ積極的にアプリやサイトを利用しているか)を示し、ユニークユーザーはリーチ(何人のユーザーが最低でも一度はサイトやアプリに触れているか)を示す指標と言えます。

アクティブユーザー数から読み取れることとは

アクティブユーザー数は、以下のような情報を読み取ることができます。
■エンゲージメントの度合い
アクティブユーザー数が多ければ多いほど、そのサービス内ではユーザーが定期的に行動を起こしていることを意味します。例えば、アプリを開いた、投稿をした、商品を購入したなどです。

■サービス利用の傾向
特定の期間にアクティブユーザー数が増えた場合、その期間中に何かしらユーザーが興味を引く内容が提供された可能性があります。逆にアクティブユーザー数が減った場合は、ユーザーの関心が低下した可能性があります。積極的な行動を起こさなくなったユーザーに対して、レイテンシー(眠っている)ユーザーやチャーン(離脱)ユーザーなどの分析を行うことで、更なるマーケティング戦略を検討することができます。

■成長の舵取り
アクティブユーザー数は、サービスの成長度合いを理解するための重要な指標の一つです。これにより、現在のマーケティング戦略やプロダクト開発の方針が効果的かどうか価できます。

以上のように、アクティブユーザー数はサービス提供者がユーザーとの関係を深く理解し、サービスの改善や拡大を推進するための重要な情報を提供します。

読み取った内容からマーケティング施策を実施するには

アクティブユーザー数を基にしたマーケティング施策は、どのようなユーザーがあなたのサービスを積極的に利用しているかを理解し、それに基づいてアクションを起こすことが中心になります。以下に、その具体的な施策をいくつか提案します。

  1. ユーザーエンゲージメントの向上

    定期的にユーザーがアクションを起こすように、エンゲージメントを向上させるための施策を立てます。例えば、ユーザーが頻繁にアクションを起こすような通知の最適化、ユーザーの活動に合わせたパーソナライズされたコンテンツ提供、またはゲーム要素の導入などが考えられます。

  2. ユーザーセグメンテーション

    アクティブユーザーからさらに具体的な利用傾向や特性を分析することで、さまざまなユーザーセグメントを作成します。これにより、各セグメントに最適化されたマーケティング施策を実施することが可能になります。



  3. チャーンユーザーの回復

    アクティブユーザー数が下がった原因を分析し、そのユーザーを再度活動的なユーザーに戻す施策を考えます。低下の原因がサービスの利用困難さである場合、ユーザーの利用体験の改善を、競合他社のサービスに魅力を感じた場合には独自の価値提案を強化するなど、原因に応じたアプローチが求められます。

  4. 引き続き高いエンゲージメントを示すユーザーへのリワード(報酬)

    長期的に活動的なユーザーに感謝の意を示し、更なるエンゲージメントを奨励するためのリワードを提供します。これには、割引クーポン、特別な機能へのアクセス、または他の利点を含むことができます。

以上のような施策により、既存ユーザーの満足度と関与度を向上させ、新規ユーザーの獲得、そして全体のアクティブユーザー数の増加につながるでしょう。

まとめ

アクティブユーザーとユニークユーザーは異なる指標であり、どちらもサービスの利用状況を把握するために非常に重要です。サービス運営において、これらの指標を適切に見ることで、利用者の動向を把握し、より良いサービス提供が可能となります。

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