ポイントカード・紙DMを含む販促施策のデジタル移行を実施。デジタル会員の順調な拡大と販促費用の大幅改善を実現
デジクル会員証 デジクル for LINEミニアプリ デジクル商品予約 デジクルプラスクーポン- 背景
- ・カード入れ替えに合わせて会員証のデジタル化を決定
・アナログ販促の工数や費用課題とお客さまのデジタルニーズへの対応
- 活用
- ・「あおきキャッシュバックカード」機能をLINEミニアプリに搭載
・毎月実施していた紙販促をLINEで展開、今後さらなる販促機能拡充を検討
- 効果
- ・4万人以上のあおきデジタル会員を獲得。アプリ登録キャンペーンにより大幅増加
・会員向けDMクーポンのデジタル化により、販促費用を30%相当削減
デジクルとの取組を決定した背景
アナログ販促における課題解消を目指して「デジタル会員証」採用を決定
「フードストアあおき」では、ポイント機能付の会員カードを提供しておりますが、これまで会員登録は全て店舗にてアナログで行っていました。また、クーポン配布やお知らせにもハガキやチラシなどを利用しており、販促におけるコストの増加を課題に感じていました。
一方で、2020年9月よりLINE公式アカウントを運用し始めたところ、お客さまからの反応も良くLINE活用に手応えを感じていたり、デジタル化の加速によりお客さまの購買行動・コミュニケーション手段が多様化していました。このようなことを受け、デジタル化の効果を実感したため、デジタル販促の方針策定から運営まで一貫したサポートを提供するデジクルと連携し、LINEミニアプリを展開することを決めました。
活用方法・機能
LINE上で会員証・ポイントカードを展開し、アナログ販促もデジタル化
「フードストアあおき」のLINEミニアプリでは、デジタル会員証としてお買い物時に貯まるポイントカード機能、クーポン配信機能、商品予約機能を搭載。お得な情報の確認からお買い物まで、スマホ一つで完結できます。新規カード発行をLINEミニアプリ上で簡単に行えるだけでなく、すでに会員カードをお持ちの方も、カード番号をLINEミニアプリ上で入力するだけで、デジタル会員証をご利用いただけます。
また、会員向けに毎月郵送していた紙DM販促施策を、アプリ会員に対して段階的にLINE販促へと移行しました。会員向けにハガキで郵送していたクーポンをLINEミニアプリに搭載し、LINE公式アカウントからのメッセージで案内するデジタル販促へと切り替えました。お客さまにとってハガキを持ち歩く必要がなくなることで利便性が向上するだけでなく、社内(あおき)にとっても、紙販促の制作工数や印刷・郵送にかかる費用の削減に寄与しています。
さらに、LINEミニアプリ上で連携される会員番号に基づき、店舗ごとに新規・既存、購入金額などお客さまのセグメントに応じてクーポンの出し分けも実施しています。
▼提供機能
1. デジタル会員証発行(新規登録、プラスチックカードとの連携)
2. 保有ポイントの確認機能
3. クーポン管理・配信
4. ポイント有効期限の確認
導入後の効果 + デジクルの支援
あおきのデジタル会員は順調に拡大し、従来の販促費用も大幅削減
2024年3月にポイントカード機能搭載のLINEミニアプリを展開してから、LINEの友だち数は9ヶ月で4万人ほど増加しています。ブロック率は3%前後、友だち追加の99%がLINEミニアプリ経由と良好な結果が出ています。*2024/3/1 - 2024/11/30実績
LINEミニアプリ会員証はすでに4万人以上が利用登録しており、特にアプリ登録キャンペーンを行った4月は登録者数が大きく増加(前年比180%)しました。デジタル会員は会員全体と比較して平均年齢が10歳以上若く、これまでプラスチックカードの発行に消極的だったお客さまとの接点が構築できていることもメリットに感じています。今後もアプリ登録者拡大に向けた施策を実施していきたいと考えています。
DMクーポンのLINE移行については、デジタル会員向けに実施を進めており、デジタルクーポンの利用数は右肩上がりに伸びています。利用数の拡大から、継続して取り組みを実施していくことでお客さまの習慣化・利用定着の手応えを感じています。
デジタル化により、サービスカウンター業務の効率化や会員証プラスチックカード発行費用の削減が進むとともに、クーポンハガキの印刷および郵送費用など30%相当の販促コスト削減を実現できております。同時に本部での業務工数も削減できております。
今後の展望
お客さまのメリット拡充を目指し、デジタル会員比率50%を目標に販促を強化
サービスを開始して半年経った今、アプリ登録、連携は順調に進んでいます。現在は、本部と店舗の業務効率化・コスト削減が主なメリットですが、今後はアプリ会員ならではのメリットを拡充させるなど、お客さまにとってより便利なサービスを展開していきたいです。
フードストアあおきではデジタル会員比率50%を目標と設定し、店内でのアプリ新規登録の周知を強化するなど、デジクルと協力して新たな販促に取り組んで行くことで、「あおきのLINEミニアプリを登録、利用しないともったいない」と思われるようなものにしていければと思います。特に、デジクルからはアプリの使いやすさ改善や新たな販促施策の提案を積極的に受けており、協力体制のもとでさらなる施策を進めています。