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2024/05/06

LINEミニアプリとネイティブアプリの違いとは?基礎知識から活用事例まで解説

マーケティング

日本のコミュニケーションアプリケーションの1つである「LINE」が提供する「ミニアプリ」。「LINEミニアプリ」は、LINE上で直接利用できる軽量のアプリケーションを指します。このコラムでは、まだ「LINEミニアプリ」について詳しく知らない方向けに、その基本的な機能とその活用方法、そして小売業界での活用の可能性について解説します。



こんな方におすすめ

  • ネイティブアプリ・LINEミニアプリの開発、導入を検討している方
  • 店舗運営、販促担当、マーケティング担当になられた方



LINEミニアプリとは

「LINEミニアプリ」とは、大手メッセージアプリ「LINE」が提供するサービスの一つで、LINEのアプリ内で動作するアプリケーションのことを指します。これまで別途ダウンロードが必要だったスマートフォンのアプリを、LINEのアプリ内だけで利用できるという特徴があります。

従来のアプリ(ネイティブアプリ)ではインストールの手間がありますが、LINEミニアプリはそのような手間が不要で、手軽に利用することができます。また、LINEユーザー間で簡単に共有することも可能なため、新たなサービスや店舗を広めるツールとしても利用されています。

「LINEミニアプリ」は、お店の情報提供、クーポンの配布、商品の予約など、あらゆる用途で利用できるため、特に小売業などのビジネスにおいて活用の余地があります。

LINEミニアプリとネイティブアプリの違い

「LINEミニアプリ」と「ネイティブアプリ」は、どちらもスマートフォン上で動作するアプリケーションですが、その運用方法や作成方法には大きな違いがあります。

「ネイティブアプリ」は、iOSやAndroidなどのスマートフォンのOSに特化して作られたアプリケーションです。アプリストアからダウンロードしてインストールし、スマートフォンの任意の場所で独立して動作します。高いパフォーマンスを発揮し、各種デバイスの機能をフルに活用できるのが特徴です。

一方、「LINEミニアプリ」は、LINEというメッセージングアプリの中で動作するアプリケーションです。ユーザーはLINEアプリを開けばすぐにアクセスでき、別途ダウンロードやインストールをする必要がありません。そのため、ユーザーにとっては、ストレージに余裕がない場合でも利用可能で、アップデートも自動的に行われるメリットがあります。

その一方で、LINEミニアプリはLINEというフレームワーク内でしか動作しないため、LINEがインストールされていない端末では使用できないという制限がありますが、LINEの大きなユーザーベースを利用したプロモーションが実現可能です。

LINEミニアプリを導入する小売店のメリット・デメリット

以下のようなメリットとデメリットが考えられます。
▼メリット

  1. 開発コストの軽減

    ネイティブアプリをゼロから開発するには、時間と費用がかかります。しかし、LINEミニアプリはLINEが提供するプラットフォーム上で開発し運用するため、開発に関するコストや労力を大幅に節約できます。

  2. 顧客獲得・集客の容易さ

    LINEミニアプリは、既に利用者が多いLINEアプリ内で利用できるため、新たにユーザーを獲得しやすいです。また、LINE公式アカウントも運用する場合には、トーク画面のリッチメニューにLINEミニアプリへの導線を設置するなども行えます。

  3. ユーザーの利便性

    顧客は新しくアプリをダウンロードしたり、登録したりする必要がなく、既に使っているLINEの中でサービスを利用できるため、顧客が新サービスを試す際のハードルを下げることができます。

▼デメリット

  1. 制限されたカスタマイズ

    LINEミニアプリのフレームワーク内で動作するため、完全なカスタマイズが許されない場合があります。

  2. 依存関係

    LINEプラットフォームの変更や提供終了などにより、事業に影響を受ける可能性があります。

LINEミニアプリを活用している小売業の事例

LINEミニアプリを活用している具体的な小売業の事例を見ていきましょう。

「ZOZOTOWN」
大手オンラインファッション小売業者のZOZOは、LINEアプリ内で「ZOZOTOWNミニ」というLINEミニアプリをリリースしました。ユーザーはLINEアプリを使ってアイテムの検索や注文が可能で、通常のウェブサイトと同様のショッピング体験が提供できます。

「ローソン」
コンビニエンスストアチェーンのローソンでは、LINEミニアプリ「ローソン」を通じてデジタルクーポンの配布やポイントカードの確認、商品情報の表示などが行えます。

「ヤマダ電機」
大手家電量販店のヤマダ電機は、「ヤマダポイント共有サービス」を提供しています。これにより、家族などでポイントを共有したり、引き継ぐことが可能となります。


これらの例からもわかる通り、小売業者はLINEミニアプリを活用して、顧客サービスの向上、マーケティング効果の向上、新たな販売チャネルの提供など、様々な方法でビジネス拡大を図っています。

LINEミニアプリ開発会社 認定パートナー

LINE Biz Partner Program」の2023年度「Technology Partner」に認定された企業のご紹介

■株式会社デジクル
https://digiclue.jp/
小売業を中心にLINEミニアプリを活用した会員証、クーポンやキャンペーンといったデジタル販促支援

■株式会社GENE
https://saloriza.jp/
美容サロン向け顧客管理・予約システム「saloriza(サロリザ)」の開発

■株式会社サブスクライン
https://subscline.com/lp/2024/
飲食店向けマーケティングシステムの開発

■株式会社チューズモンスター
https://choose-monster.com/
飲食店向けDX支援

まとめ

LINEミニアプリは便利で手軽な販促ツールであり、上手く活用すれば、より多くの顧客と直接コミュニケーションをとり、サービスを提供することが可能となります。今後の事業展開に活かしてみてはいかがでしょうか?

LINEミニアプリを活用した事例とサービスのご紹介

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